江戸川乱歩『黄金仮面』春陽堂文庫

黄金仮面 (江戸川乱歩文庫)

黄金仮面 (江戸川乱歩文庫)

昭和5年から6年に連載されていたとのこと。
何にせよ「A・L」の扱われようと言ったらないです。
もちろんどうかと思ったけれど、書かれたのが昭和5年ということを考えるとA・Lを人種差別主義者として登場させるのは当時の「白人」に対する日本人の感覚なのかも知れない。
また、A・Lの恋人として「不二子さん」が登場するのでてっきり三世のアノ人の名前の由来かと思ってワクワクしたんだけど、関係ないらしい。むしろ関係あって欲しかった。