Skogen - Svitjod

Svitjod

Svitjod

スウェーデンブラックメタル、Skogenの2011年2nd。
ちょうど風邪を引いて熱を出しておりあまりに暑かったので、iPodの中に寒そうなジャケットのCDはないかと探した結果の1枚。
期待に違わぬ寒々しさでこれはよかった。ただ、ジャケットのイメージから受ける乾いた寒さというより、ひんやりとした冷たさがある感じ。ちなみにバンド名の「Skogen」はスウェーデン語で「森」という意味なんだそう。なるほど。
ジャリジャリしたディストーションギターを中心にしながらもリフやエフェクトに分かりやすい変化があって一辺倒ではなく、ドラムの手数もしっかりと入れてある。また、随所にアコースティックを使っていて雰囲気が出ている。これがスウェーデンの森なんですね。
これは良作でした。保持する方に仕分けます。

久米田康治『さよなら絶望先生』第三十集

さよなら絶望先生(30)<完> (講談社コミックス)

さよなら絶望先生(30)<完> (講談社コミックス)

寝る前に少しずつ読んで全30巻読了。絶望した。絶望しなかった。泣いた。
TVアニメ化された時の主題歌が大槻ケンヂだったから興味を持ったんだけど、面白かったのでコミックも買ったら正解だった。ただ、基本的に時事ネタなので、ずっと後で読み返すと意味を忘れていたりするんだろうな。

Celtic Frost - Vanity / Nemesis

Vanity/Nemesis: Remastered

Vanity/Nemesis: Remastered

スイスのブラックメタルバンド、Celtic Frostの1990年4th。
1stはブラックメタルの名盤として歴史に残っているのですが、ブラックメタルの魂をアメリカに忘れてきたらしく、たいへん意欲的な作品になっています。
80年代にブーム的に出てきた、「LAメタルを謳えばCDを出せる」みたいな時代の中途半端なハードロック。
若干スラッシュメタル感もあるものの、アンスラックスのようにパンクを昇華させるでもなく、音が全体的に軽いのも手伝ってただチープなだけに聞こえる。
また、ほぼ全曲を通して冒頭にボーカルの「Uh!」が入っている。これが後半にボディブローのように効いてくる。
ちなみにこれの前にリリースされた「Cold Lake」はあまりの寒さに封印されたらしく廃盤、完全に黒歴史扱い。ブラックメタルバンドなのに黒歴史って。

Mayhem - Esoteric Warfare

エソテリック・ウォーフェア〜密儀戦乱【CD/日本盤限定ボーナストラック収録】

エソテリック・ウォーフェア〜密儀戦乱【CD/日本盤限定ボーナストラック収録】

1Watchers
2PsyWar
3Trinity
4Pandaemon
5MILAB
6VI.Sec.
7Throne Of Time
8Corpse Of Care
9Posthuman
10Aion Suntelia
11From Beyond The Event Horizon
ノルウェーブラックメタル、Mayhemの2014年5thフル。日本版にはボーナストラックとしてTr.11を収録。

江戸川乱歩『黄金仮面』春陽堂文庫

黄金仮面 (江戸川乱歩文庫)

黄金仮面 (江戸川乱歩文庫)

昭和5年から6年に連載されていたとのこと。
何にせよ「A・L」の扱われようと言ったらないです。
もちろんどうかと思ったけれど、書かれたのが昭和5年ということを考えるとA・Lを人種差別主義者として登場させるのは当時の「白人」に対する日本人の感覚なのかも知れない。
また、A・Lの恋人として「不二子さん」が登場するのでてっきり三世のアノ人の名前の由来かと思ってワクワクしたんだけど、関係ないらしい。むしろ関係あって欲しかった。

Begnagrad - Begnagrad

ベグナグラード

ベグナグラード

1Pjan Ska
2Romantična
3{Bo Že (Če Bo)}
4Coza Nostra
5Narodna | Kmetska
6Coc'n Rolla (Ljubljana Ponoči)
7Žvižgovska Urška
8Jo Di Di Jo
9Tazadnatanova
10Žvižgovska Urška
11Tazadnatanova
ユーゴスラビアプログレバンド、Begnagradの82年作。詳細不明。ずっと以前に中古CD屋さんで見かけて「ユーゴ! ユーゴ!」と物珍しさに任せて買ったもの。プログレの中ではジャズロック系の部類で、歌い方も民謡っぽい感じで独特。エンハンスドCD仕様で、ライブ映像も収録。邦題はディスクユニオン該当ページをどうぞ。
M3 - うがいパート。ヘッドホン、イヤホン着用時注意。耳元でがらがらされます。

Arphaxat - Loudun La Maudite

Loudun La Maudite

Loudun La Maudite

1Le Domaine Du Diable
2Portrait D'Un Prêtre Débauché
3Peste Et Possédées
4De La Maléfie À L'Obsession
5Exorcismes
6Le Pacte Diabolique
7Tortures Sans Aveux
8La Procession
9Sur Le Bûcher
10gne Éternel
ブラックメタルに限らず、ギターがいないというのは相当珍しい。元Deathspell Omegaのメンバーがやっているフランスのブラックメタル、2008年1st。
ジリジリにディストーションされたベースに安定したリズムパート、聞き取りやすいながらも絞り出すようなグロウル。ミキシングにも気遣いが表われているようで、このタイプのブラックメタルにしては音質もいい。Les Legions Noireの、ちゃんと録音した版みたいな感じ。
ターレスだと思って聴くとまた一味違ったものがあるので、興味本位で聴いてみるのが一番いいと思う。