UNDERGROUND SEARCHLIE - アオヌマシズマ

アオヌマシズマ

アオヌマシズマ

1ジェロニモ
2これが私の登山口
3猿の左手 象牙の塔
4埼玉ゴズニーランド
5De Do Do Do, De Da Da Da
6がんばったがダメ
7UNDERGROUND SEARCHLIE
大槻ケンヂのソロプロジェクト、UGSのミニアルバム。後に「特撮」で掲げる「トラウマパンク」の黎明的存在。横溝正史犬神家の一族」の音楽化というコンセプトらしい。私には何処が「犬神家」なのか全く理解不能。アルバムタイトルはその小説に登場する人物。同バンドによる「スケキヨ」と対になる存在。

  • M1―GASTUNKのカバー。何度もリメイクしている。余程好きな曲なのか。しかし「頭そびえ立つぜモヒカン」とは何事か。髪でしょ。一大事。兎も角「キン肉マン」が日本人にアパッチ族を勘違いさせた罪は重い。
  • M2―あぶらだこの長谷川氏が作ったらしい。詞、曲、共に一線を越えた感あり。何て理解に苦しむ曲。何の意味も無かったりして。
  • M3―猿の左手は3つの願いを叶えてくれる。ドラゴンボールか。神龍の代わりに猿。でも悲しい、寂しい曲なんだな。
  • M4―良く言えば産業化されたロックへのアンチテーゼ。音楽でお金儲けをして家族を「埼玉ゴズニーランド」に連れて行きたいらしい。そこには「ゴンボ」「モッキーゴウス」「ゴナルドボック」がいるらしい。埼玉ってそんな所なんだ。超怖い。
  • M5―今度はPOLICEのカバー。STINGのソロだっけ。どっちにしても意味不明。STINGはアダルトで時に社会派な良い曲を書くミュージシャンだと思っていたが台無し。
  • M6―我が心のヘビーローテーションの1つ。切ないメロディーと間奏の台詞「ショボいなぁ…ああ、ショボいショボい…」には涙が止まりません。
  • M7―前半部分は別のアルバムで「散文詩の朗読」として収録。詞の文句が耳の中で回る。「僕には何もありませんって告白しろよ/五体満足なだけですって悟れよ」ううぅ…。

分かったよモナミ。こういう曲ばかり聴いているから鬱になるんだな。でも好きなんだ。今更「信じれば夢は叶う」とか「前を向いて生きていこう」とかまして「頑張れ」なんて曲聴けない。白々しくて。違う、そう言えない自分を嫌いなんだ。あと、普通に恥ずかしい、そういう類の言葉。