劇場版 鋼の錬金術師 シャンバラを征く者

先ず言える事は、本作品はTVアニメ版「鋼の錬金術師」を全話観賞し、その全てを理解していなければ何が何だか分からないという事だ。
その上で、この映画は良かった。本編にも通底する暗さ、悲しさ、切なさが映画にも編み込まれ、その中の或る人間達のそれぞれの生き方が描かれていた。生きるという事は大きな悲しみに包まれており、そして同時に大きな喜びに満ちている。それらは表裏一体のものであり、どちらかしか存在しない世界は在り得ないのだ。
また本編を見直そうと思った。